これからの歯医者は
「歯を守るために通う場所」です

歯が悪くなる前に治療することで、
生涯、自分の歯を使い続けることができます。
- 科衛生士による「PMTC」
- 安心の「担当衛生士制度」
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045-534-5760
歯が悪くなる前に治療することで、
生涯、自分の歯を使い続けることができます。
「歳をとると歯が抜けるのは仕方ない」と思われがちですが、これは大きな誤解です。
日本では、80歳のときに残っている歯の本数がどの程度かという調査があります。
平成初期には、80歳で10本以下しか残っていないことが珍しくありませんでしたが、「80歳で自分の歯を20本以上保とう」という「8020運動」が普及し、令和4年の調査では、残存歯数が16本以上に増加しました(厚生労働省「令和4年 歯科疾患実態調査」)。
しかし、快適な食事を行うには20本の歯が必要とされており、まだ目標には到達していません。
海外では状況が大きく異なります。
例えば、歯科先進国であるスウェーデンでは、2013年時点で80歳以上の平均歯数が21.1本だったというデータがあります(出典:スウェーデン歯科ジャーナル Vol.39 2015)。
この差は、主に定期的なメンテナンスの習慣に由来します。
日本臨床歯周病学会によると、スウェーデンでは80%以上の国民が定期的に歯科医院でメンテナンスを受けていますが、日本ではその割合が10%未満にとどまっています。
日本では、歯医者は「痛みが出たときに行く場所」として認識されることが一般的です。一方、海外では「歯医者は虫歯や歯周病を予防するために定期的に通う場所」として理解されています。
つまり、歯が抜けるのは年齢のせいではなく、定期的なケアを怠った結果であると考えられます。
今からでも遅くはありません。虫歯や歯周病を防ぐために、定期的なメンテナンスを習慣化することが重要です。
当院の予防歯科プログラムについてご案内します。まず、詳細な検査を実施し、口腔内の状態を慎重に確認します。その後、患者さんそれぞれのニーズに応じたカスタマイズされたメンテナンスプランを提供します。
歯周病の進行度を判断するために、歯周ポケットの深さを測定します。一般的に、歯周ポケットの深さが1〜3mmであれば歯ぐきは健康とされていますが、4mmを超えると歯周病のリスクが高まり、治療が必要なレベルに達します。
お口の状態を詳細に撮影し、磨き残しや噛み合わせ、歯並びの問題点を確認します。また、治療後の変化も追跡し、効果的なケアを提供します。
CTやデンタルレントゲンを用いて、お口の状態、顎骨の状態、咬合の状態を総合的に確認します。これにより、口腔内の構造や機能を詳細に把握し、正確な診断と治療計画が可能になります。
「位相差顕微鏡」は、生きた細菌をリアルタイムで観察できる特殊な顕微鏡技術です。この技術を用いることで、治療の前後や治療中の細菌の変化を詳細に観察することが可能です。
特殊な機器を用いて唾液を検査し、お口の中の「細菌」の状態を確認します。この検査により、口腔内の細菌の種類や数を把握し、歯や歯茎の健康状態を評価することができます。
DNAの定量検査技術を用いて、感染している歯周病菌の種類を特定し、その菌数を正確に測定します。この検査により、従来「歯周病菌」としてまとめられていたものを細分化し、感染している原因菌を明確にします。
歯垢を染め出す専用の薬液を使用し、歯の表面に残っている歯垢を視覚的に確認します。これにより、日常の歯磨きでどれだけの歯垢が除去されているかが明らかになります。必要に応じて、歯ブラシの使い方や正しい歯磨き方法についての指導も行い、患者さんの口腔ケアスキルを向上させます。
毎日の歯磨きは虫歯や歯周病の予防に不可欠ですが、歯と歯の間や歯周ポケットの奥にたまる汚れは、歯磨きだけでは完全には除去できません。これらの汚れを徹底的に除去するためには、専門的な歯科クリーニングが必要です。
当院では、熟練した歯科衛生士による「PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)」を提供しています。このクリーニング技術は、専門の器具を用いて口腔内を徹底的に清掃するものです。
具体的には、スケーラーと呼ばれる器具を使用し、頑固な歯石を丁寧に除去します。当院では、超音波スケーラーとハンドスケーラーを必要に応じて使い分けます。それぞれの特長は次の通りです。
【超音波スケーラー】
超音波の振動で歯石を効率よく除去できるため、短時間で広範囲の歯石取りが可能。水と一緒に使うので、汚れが浮き上がりやすく、歯や歯ぐきへの負担が少ない。
【ハンドスケーラー】
細かい部分の歯石を丁寧に削ることができ、仕上げや歯ぐきの近くの繊細な調整に適している。痛みを抑えやすく、患者さんの状態に合わせた対応がしやすい。
エアフローは、微細なパウダーを水と一緒に噴射し、歯の表面や歯周ポケットの汚れ・着色を効率よく除去するクリーニング用の機器です。エアフローを使用することで、歯や歯ぐきを傷つけにくく、短時間で広範囲の汚れを落とせるため、治療の負担が軽減します。
特に、タバコやコーヒーによる着色、矯正装置の周囲の清掃に効果的です。
最後に、「高濃度フッ素」を塗布します。フッ素は歯の再石灰化を促進する効果があり、虫歯予防に非常に効果的です。市販の歯磨き粉にはフッ素が含まれていますが、歯科医院で使用する高濃度フッ素は市販では入手できません。ぜひ一度お試しください。
3DSは、専用のマウスピースに虫歯菌を殺菌する薬剤を封入し、口に装着する処置です。この処置を継続的に行うことで、虫歯の発生を大幅に予防することができます。
また、副次的な効果として「口臭予防」にも効果があります。
歯医者で「栄養指導」という言葉を聞いても、具体的に何を指しているのかわからない方も多いでしょう。しかし、私たちは歯科医院だからこそ、栄養指導を積極的に行うべきだと考えています。お口は食べ物の入り口であり、最初の消化器官であるからです。
一般的な歯科医院では、主に咀嚼機能の改善に焦点を当てていますが、当院では適切な栄養摂取方法についても指導しています。
虫歯や歯周病の予防だけでなく、全身の健康を向上させるためのサポートを提供します。
歯科予防の専門家として、歯科衛生士が重要な役割を果たしています。
歯科衛生士は常に患者さんの口腔内の状態を詳細に把握し、最適な処置と適切なアドバイスを提供するために尽力しています。
当院では、患者さん一人ひとりに専任の衛生士が担当する「歯科衛生士担当制」を導入しています。
この制度により、患者さんの口腔状態や生活習慣を継続的に把握し、細かな変化にも迅速に対応することが可能です。特に、早期に問題を発見し、適切なアドバイスを提供できる点が大きなメリットです。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。