虫歯

ご予約・お問い合わせ

045-534-5760

キービジュアル

痛み不快感ゼロに近づける
虫歯治療

画像
  • 音や振動を抑えた「5倍速コントラ」の使用
  • 歯髄を守る新しい治療法「MTAセメント」
  • 抜歯を回避する治療法「エクストリュージョン法」
  • 治療前
  • 治療後
  • 治療前
  • 治療後

今の虫歯治療は「ほとんど痛くない」?!

画像

虫歯治療と聞くと、「痛いもの」「不快なもの」と想像する人も多いと思います。過去の虫歯治療で実際に痛みを感じた経験がある人は特にそう感じ、虫歯の心配がありつつも歯科医院へ行くこと自体に抵抗がある方もいるかもしれません。しかし、最近の虫歯治療は昔と比べ、「ほとんど痛くない」というのをご存じでしょうか。

当院の虫歯治療も、最新の技術を駆使して、ほとんど痛みを感じない治療を心掛けています。具体的にどのような治療を行っているのか、ご紹介していきます。

「表面麻酔」で注射前の痛みを軽減

画像

麻酔注射をする際、痛みを和らげるために「表面麻酔」を採用しています。注射を行う部位に事前に麻酔薬を塗布することで、皮膚や粘膜の感覚を鈍らせ、針を刺す時の痛みや不快感を大幅に軽減する方法です。注射が苦手な方でも、痛みをほとんど感じず、安心して治療を受けていただけます。

痛みを抑える「極細針」の使用

画像

注射時の痛みには針の太さが関係しています。当院では、できるだけ痛みを抑えるため、非常に細い「極細針」を使用しています。極細針は皮膚への刺激が少ないため、痛みを大幅に軽減できます。

注入速度を調節する「電動麻酔器」

画像

麻酔液を急速に注入すると、細胞が急激に膨張し、それが痛みの原因になる場合があります。このような痛みを抑えるため、当院では電動麻酔注射器を導入しています。これを使うと麻酔液の注入速度を一定に保つことができ、刺激を最小限に抑えることが可能です。

注目!不快音を抑えた「5倍速コントラ」

画像

虫歯治療と聞いて、多くの方が真っ先に思い浮かべるのは、「キュイ〜ン!」というあの独特なドリル音ではないでしょうか。この音に対して苦手意識を持つ方は多く、中には治療そのものに対して恐怖心を抱いてしまう方もいらっしゃいます。実際、歯科治療の音や振動がストレスとなり、来院をためらう原因になっているケースも少なくありません。

そこで当院では、患者さんの負担を少しでも軽減するため、回転音や振動音を大幅に抑えた「5倍速コントラ」を採用しています。この機器は、従来のドリルに比べて音が非常に静かで、振動も少ないため、治療中の不快感を大きく減らすことができます。また、精密な動作が可能であることから、治療そのものの質も向上させられるというメリットもあります。

「神経を守る虫歯治療」のための取り組み

画像

虫歯が進行すると、ケースによっては「抜髄(ばつずい)」と言って神経を抜く治療を行います。歯の神経には、栄養を運ぶ血管が含まれています。そのため、神経を取ってしまうと歯が栄養を受け取れなくなり、歯が脆くなる、という話を耳にしたことがある患者さんもいらっしゃるかもしれません。

しかし、問題なのは抜髄することではなく、そのやり方にあります。歯が脆くなってしまう原因は、抜髄する際に削ってはいけない部分まで歯を削ってしまうからです。特にステンレスファイルを使用した場合は歯の削る量は増えてしまいます。

当院では、必ず「ニッケルチタンファイル」と呼ばれる柔軟性の高いファイルを使用するため、歯を削る量を最小限に抑えた治療が可能です。また次に紹介する薬剤を使用することで、神経を守る治療に取り組んでいます。

歯髄を守る新しい治療法「MTAセメント」の活用

画像

虫歯治療の一環として、最近注目されているのが「MTAセメント」という特殊な充填材を用いた歯髄温存療法です。この治療法では、虫歯を取り除いた後の処置にMTAセメントを使用し、歯の神経(歯髄)を可能な限り残すことを目的としています。

MTAセメントの最大の特長は、高い殺菌力です。治療部位の除菌を徹底的に行うことができるため、感染や炎症を抑える効果が期待できます。さらに、硬化する際にわずかに膨張する性質を持っており、歯と充填材の間に隙間ができにくくなります。この隙間のなさが、細菌の侵入を防ぎ、虫歯の再発リスクを大幅に減少させます。

歯の治療を進化させる「バイオセラミック」

画像

虫歯治療において、近年注目を集めているのが「バイオセラミック」というものがあります。この「バイオセラミック」は、高い生体適合性を持ち、“虫歯を削らず殺菌して治す”ことができる薬剤です。神経の上からしっかりとバイオセラミックを密閉するように被せ、虫歯菌を殺菌して除去します。

バイオセラミックの特長は、歯としっかりと密閉するところです。このため、治療部位と材料の間に隙間が生じることがなく、細菌の侵入を効果的に防ぐことができます。

健康な歯を守る「削る量を最小限に抑えた」虫歯治療

画像

これまでの虫歯治療では、虫歯が広がっている部分だけでなく、健康な歯の一部も含めて広範囲に削り取る方法が一般的でした。その後、詰め物や被せ物を施すことで治療を完了させるのが主流でしたが、この治療方法には問題点もあります。

特に健康な歯を削りすぎてしまうと、歯そのものが弱くなり、虫歯が再発した際に残った歯の量が足りず、最終的に抜歯が必要になるリスクが高まってしまうのです。

歯の寿命をできるだけ延ばすためには、健康な部分を極力削らない治療が非常に重要です。特に、削る範囲を必要最小限に抑えることで、歯を自然な形で長期間保つことが可能になります。

また、虫歯治療は早期発見と適切な処置が鍵となりますが、削る量を抑えた治療を行うことで、歯への負担を減らし、長期的に健康を保つことができます。以下、当院が虫歯の早期発見と適切な治療のために行っている取り組みを紹介します。

「ダイアグノデント」で見逃さない虫歯診断

画像

虫歯の早期発見は、歯を健康な状態で維持するための第一歩です。当院では、レーザーを用いた「ダイアグノデント」という最新の診断装置を導入しています。この装置は、目に見えない初期段階の虫歯や歯の表面下に隠れた虫歯を高精度で検出することが可能です。レーザー光を歯に当てると、虫歯菌による変化が数値化されるため、肉眼では見つけにくい虫歯も見逃しません。これにより、早期に適切な治療を行うことで、削る範囲を最小限に抑えることができます。

「う蝕検知液」で虫歯を正確に特定

画像

また、虫歯部分を正確に見極めるために、「う蝕検知液」という特殊な検査薬を使用して、虫歯菌に感染した部分を的確に特定しています。この検知液は感染部位にのみ反応して着色するため、削るべき部分が一目で分かります。この方法を用いることで、健康な歯質を極力削らずに治療が可能となり、歯への負担を最小限に抑えることができます。

「マイクロスコープ」や「高倍率ルーペ」を活用した精密治療

画像

虫歯部分と健康な歯の境界を正確に見極めることは、治療をするにあたって不可欠な部分です。そのような精密な治療を行うために、当院では「マイクロスコープ」や「高倍率ルーペ」を使用し、患部を十数倍に拡大して治療を行っています。虫歯だけを的確に削り取り、健康な部分を極力残すという精度を向上させた治療で、患者さんの歯を長期間にわたり守ります。

「カリソルブ」を用いた削らない治療

画像

さらに、当院では削ることが難しい場合や、歯への負担を最小限にしたいケースに対して、「カリソルブ」という薬剤を使用した治療を採用しています。この薬剤は、虫歯菌に感染した部分を薬剤で軟化させ、削ることなく取り除くことができる先進的な方法です。特に、削ることに抵抗を感じる方や、歯の削減量をさらに抑えたい方にとって理想的な治療法です。

注目!患者さんの負担を最小限にる「MI治療」

画像

当院では、患者さんの負担を可能な限り軽減するために「MI治療」を行っています。MI(Minimal Intervention)治療 とは、できるだけ歯を削らず、歯の健康を守る ことを重視した歯科治療の考え方です。MTAセメントやバイオセラミックなどの歯科材料にこだわることはもちろんですが、当院のMI治療はそれだけではありません。

治療中に高倍率ルーペマイクロスコープを必ず使用することで、視野を拡大し、歯を削る量を最小限に抑えることができます。歯ぐきや歯の周囲組織に余計なダメージを与えるリスクも軽減できるため、痛みも抑えることができます。

次の症例は、タービンで歯を削った後、スチールバーと呼ばれるタービンに装着して使用するドリルで虫歯を確認し、虫歯部分をスプーンエキスカと呼ばれるスプーン上の機械で除去した症例です。

  • 画像

    タービンで切削後

  • 画像

    スチールバーで切開

  • 画像

    スプーンエキスカで確認

健康な歯を守る「できる限り抜かない」虫歯治療

画像

進行した虫歯や歯周病が原因で抜歯が必要になるケースは少なくありません。抜歯後の治療法として「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」などが一般的に選択されますが、これらの方法には費用や治療期間、メンテナンス面での負担が伴い、噛み心地や機能性も天然歯と完全に同じとはいえません。

そのため、当院では「歯をできる限り抜かない」ことを最優先に考えた治療を行っています。天然歯を残すことは、噛む力や発音といった口腔機能を維持するだけでなく、周囲の歯や顎の骨の健康にも大きな影響を与えるため、長期的な口腔の健康を守る上で非常に重要です。

具体的な治療方法を紹介します。

歯を引き出して機能を回復「エクストリュージョン」

エクストリュージョン」とは、矯正治療の技術を応用して、歯の根を歯茎の中から外に引き出す方法です。虫歯で歯の上部がなくなってしまった場合でも、残った歯根を引き上げ、それを土台にして被せ物を固定することが可能です。

この治療法は、次のようなメリットがあります。

画像

歯を露出させて治療可能に「クラウンレングスニング」

クラウンレングスニング」は、歯の周囲の歯肉や骨を部分的に除去し、歯の構造を露出させる治療法です。この方法は、次のような場合に特に有効です。

  • 虫歯が歯肉の下まで進行しているケース
  • 歯が短く、被せ物や詰め物を固定する十分なスペースがないケース
画像

虫歯の再発を防ぐための徹底的なアプローチ

画像

虫歯は、ミュータンス菌をはじめとする細菌が引き起こす感染症です。これらの細菌は誰の口腔内にも存在しますが、バランスが崩れることで虫歯が発生します。そのため、口腔内の細菌バランスを整えることが、虫歯の再発を防ぐ上で重要なポイントとなります。

当院では、以下のような取り組みで、患者さんごとのリスクを正確に評価し、再発を防ぐための最適な治療と予防に取り組んでいます。

虫歯や歯周病のリスクを見える化「唾液検査(SMT)」

画像

唾液検査」は、患者さんの口腔内環境を詳細に分析するための方法です。この検査では、唾液中の細菌量や酸性度、緩衝能(酸を中和する力)などを測定し、虫歯や歯周病のリスクを科学的に評価します。

得られたデータに基づき、患者さんごとのリスクに合わせた治療プログラムや予防プログラムを立てます。

虫歯菌を徹底除去「3DS」

画像

当院では、虫歯の再発を防ぐために「3DS(Dental Drug Delivery System)」という先進的な予防法を導入しています。3DSは、専用のトレーを使用して虫歯菌に特化した殺菌剤を歯の表面に直接作用させる方法です。3DSは、特にミュータンス菌が多い方や、虫歯の再発リスクが高い方に有効であり、定期的に実施することで長期的な予防効果を得ることができます。

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

反町ひろせ歯科クリニック

24時間受付中
WEB予約

ご予約・お問い合わせ045-534-5760

〒221-0825
神奈川県横浜市神奈川区
反町3−18−1 ラフィネ横浜1F