悪くなった「原因」を探る原因療法

「歯がズキズキ痛む」
「歯が抜けてしまった」
こうしたトラブルには、必ず理由があります。原因を特定し、根本から解決しなければ、治療をしても再発してしまう可能性が高いのです。
当院では、再発を防ぐために「原因療法」に基づいた治療を行っています。例えば、虫歯や歯周病は細菌による感染症が原因です。一般的な歯科治療では、虫歯部分を削ったり、歯石・歯垢を取り除くことが中心ですが、これだけでは細菌そのものを完全に除去することはできません。そのため、「治療を受けたのにまた同じ問題が起こる」 というケースが後を絶ちません。
当院では 「治療した歯を、もう二度と再治療しなくて済むようにする」 ことを目指し、根本的な原因にアプローチする治療を大切にしています。
「短期集中」治療の実践

歯の治療は、通常 複数回の通院 を必要とします。しかし、仕事や家事、育児などで忙しい方にとって、何度も歯科医院へ足を運ぶのは大きな負担となることがあります。
そこで当院では、「短期集中治療」 をご提案しています。限られた時間の中で効率よく治療を進めることで、通院回数を減らし、できるだけ短期間で治療を完了させることが可能です。
短期集中治療をご希望の方は、予約の際にお知らせください。当院では、以下の取り組みを通じて 治療期間の短縮 に努めています。
1回の治療時間を「長く確保」

通常は複数回に分けて進める治療を、1回の来院でまとめて行うことで、通院回数を減らし、治療期間を短縮 します。
治療を始める前に、まず全体の計画を立て、どの工程を一度に進められるかを明確にした上で進行します。効率的な治療スケジュールを組むことで、できるだけ短期間で治療を完了できるよう配慮しています。
精密機器の「フル活用」

治療期間を短縮するためには、1回ごとの治療精度を向上させることが不可欠です。当院では、より正確で効率的な治療を実現するために 「マイクロスコープ」「CT」「光学スキャナ」 などの高度な精密機器を導入しています。これらの設備を活用することで、診断や処置の精度を高め、無駄のない治療を提供しています。
歯科技工士との「連携」

被せ物などの製作期間を短縮し、治療全体のスムーズな進行を実現するためには、歯科技工士との密な連携が欠かせません。当院の院長は歯科技工士の資格を持っているため、歯科技工士との連携もスムーズに行えます。
当院では、技工士と細かく連携を取りながら被せ物や詰め物の製作を進めることで、より短い期間での提供を可能にしています。その結果、治療完了までの期間を短縮し、通院回数の負担を減らすことができます。
治療部位の「可視化」を徹底

当院の治療では必ず「高倍率ルーペ」や「マイクロスコープ」を使用しています。お口の中は狭く暗いため、これらを使用することでより精密で確実な治療が可能になります。
例えば、肉眼では見えにくい 虫歯の取り残しや細かなひび割れ も確認でき、必要最小限の処置で歯を守ることができます。また、歯の神経の治療(根管治療)では、複雑な根の内部をしっかり確認しながら処置できるため、細菌の取り残しや再発リスクを減らせます。
「総合歯科治療」の実践

総合歯科治療は、1本の歯だけに着目するのではなく、お口全体の調和を考えながら進める治療法です。
噛み合わせを整えることを前提に、必要に応じて 歯周病治療・矯正治療・セラミック補綴(詰め物・被せ物)などを組み合わせ、総合的にアプローチ します。なぜなら、1本の歯だけを治療しても、全体のバランスが崩れることで新たなトラブルが生じる可能性があるからです。
例えば、噛み合わせが乱れると、顎関節症や虫歯のリスクが高まるだけでなく、頭痛や肩こりを引き起こす原因になることもあります。
また、噛む力が低下すると 食べ物を十分に咀嚼できず、胃腸に負担がかかり、長期的には内臓の不調を招くことにもなりかねません。
当院では、悪くなった部分だけを治すのではなく、お口の健康が全身に与える影響まで見据えた治療を提供しています。